かぎ針編み練習-こぐまのポーチ

 先日本屋に行った際、『あみぐるみの技法書』(日本あみぐるみ協会,誠文堂新光社,2018)を買った。平積みされていて目に付いたのだ。最近は編み物なんてアクリルたわししか編んでいないが、あみぐるみは中学生の頃に選択授業の家庭科で色々と作った思い出がある。ただ当時はなんとなく買った本を参考にゼロ知識・指導員なしでやっていたため、今思い返してみると手順やらやり方やら、色々と間違えたまま編んでいた。編み地の裏表さえ勘違いしていたような気がする。

 本屋に行った本来の目的は洋裁の参考書を買うためだった。最近特別なぬいぐるみを手に入れる機会があって、服を作ってやりたいと思ったのだ。だがしかし私は裁縫が大の苦手である。手工芸そのものが基本的に得意ではない。できることならばやりたくない。でも服は作りたい……そうして迷いの残るまま本を探したわけだが、案の定ピンとくる一冊には出会えなかった。当たり前だ。英語が読めないのに英語の小説を探そうとするようなものである。よし服を縫うのは諦めよう。苦手な縫い物に挑戦して挫折するよりは、まだ編み物の方がなんとかなるんじゃなかろうか……

 ということで、大きな目標を”ぬいぐるみの服を編む”に路線変更し、ひとまずかぎ針編みで毛糸の感覚を取り戻すことにしたのだった。そこで作ったのがこちら。

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こぐまのポーチ(画像)
 ゆがんでいる。
 先述の技法書に載っていた編み図を参考に作ったものだ。材料はすべてあり合わせのものだから本の言うことを聞いていない部分が多々あるが、普段から自分は何事においてもそのような態度なので、気にしないでおく。そうして内布さえも省いた。しかしさすがにファスナーを縫うことから逃げるわけにはいかなかった。まあ両端の始末に苦戦したものの、開け閉めは円滑だ。
 しかしゆがんでいる。仕事は大雑把でも完成品には完璧を求める厄介な性分だから、気になってしまう。ここは慣れと丁寧な仕事を心がけるしかあるまい。

映画感想: 『パピヨン』 暴力と権力への否定

パピヨン』(2017)
監督:マイケル・ノアー 主演:チャーリー・ハナムラミ・マレック

 一番好きな映画は何かと問われたら、今の私は迷いなくこの作品を挙げるはずだ。ストーリー自体は極めてシンプルで、殺人の冤罪で過酷な刑務所へ投獄された主人公・パピヨンが脱獄を目指すというもの。しかし初めてこの映画を鑑賞し終わって劇場が明るくなったとき、私は確かに何かが私を貫いたのを感じた。それは経験したことの無い感覚だった。頭が冴えたような、目の前が澄んでいるような、もっと言えば世界が変わったかのような、そんな感覚だった。そうした少しの困惑のあと、ああこれが啓蒙されたということか、と落ち着いた。
 この映画は「脱獄する」という目的から逸れないまま、暴力性や権力への否定、そして無垢なる自然な存在への憧憬を緻密に描く。それは道を阻まれるなかで自由を得るために変容していくパピヨンを通して具体化される。
 非暴力と博愛を備えて境地に達したパピヨンが、とうとう自由を掴んだそのときのその様の、なんと美しいことか。
 パピヨンを演じるチャーリー・ハナムが宿す内省的な、そして中性的な性質が生きた映画だと思う。また主要キャストの演技が素晴らしいことは言うまでもないが、この作品は端役の人まで演技が細かく隙が無い。できるだけ長く劇場で公開されていてほしいと思う一方、早くディスクを手に入れたいという気持ちもある。

画溶液レシピ

・描き始め
テレピンのみ
・初期
テレピン8:リンシード2
・中塗り
テレピン5:リンシード4:ダンマルワニス1
・仕上げ
テレピン4:リンシード5:ダンマルワニス1
・グレーズ用
テレピン5:サンシックドリンシード(またはスタンドオイル)4:ダンマルワニス1

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